撮影 2015年7月10日 つくば植物園

カライトソウ (唐糸草)

 英名:Japanese Burnet  学名:Sanguisorba hakusanensis  バラ科 ワレモコウ属

・ 原産は日本固有種。多年草。
・ 分布: 本州の中部地方北部から北陸地方。
・ 生育地::日本海側の亜高山や高山の砂礫地や草地。
・ 茎先に長さ10センチくらいの紅色のたれさがったシッポのような穂状花序を出す。
・ 花は先端から根元に向かって咲き進みます。
・ 花びらはなく、萼片が4枚で、雄しべが萼片より長く突き出す。
・ 花の色は、ピンク、赤、紫 。
・ 花期は7月〜9月中旬。
・ 根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)。
・ 小葉は長い楕円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。 茎につく葉は小さい。
・ 草丈:50cm〜1m。
・ 用途:庭植え、茶花。
・ 名前の由来:糸状の花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)を中国から渡来した絹糸に見立てものである。
・ 属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
・ 種小名の hakusanensis は「(石川県の)白山の」という意味である。
・ 英名のJapanese burnet の burnetは、「ワレモコウ」の意味。
・ 花言葉:「深い思い」、「繊細」。
・ 8月16日の誕生花

*同属(バラ科ワレモコウ属)で日本に分布する植物。
 + ワレモコウ属
 ・ワレモコウ
 ・ナガボノシロワレモコウ
 ・ナガボノアカワレモコウ
 ・ミヤマワレモコウ
 ・カライトソウ
 ・シロバナトウウチソウ
 ・エゾトウウチソウ
 ・ナンブトウウチソウ
 ・タカネトウウチソウ

* 花序の似た植物
 ・サラシナショウマ
 ・イブキトラノオ

      

 
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